ルネ・マグリットの妻、ジョルジェット・ベルジェ
▲妻ジョルジェットとルネ・マグリット
結婚10日前の写真
1913年、ジョルジェット(当時12歳)とルネ・マグリット(当時15歳)は、シャルルロアの見本市の回転木馬で出会います。
7年の歳月を経て1920年1月、ジョルジェットとルネ・マグリットは、ブリュッセルで偶然再会するのです。まさに運命の再会ですね。
そして、1922年6月28日、ブリュッセルのサン・ジョス・テン・ノードの教会で結婚しました。
ジョルジェットは、度々マグリットの絵のモデルとなり、生涯にわたり彼にインスピレーションを与え続けました。
ベルギー王立美術館公認解説者の森耕冶先生によりますと、ジョルジェットには、ポール・コリネという愛人がいたようです。
ベルギー王立マグリット美術館 公認解説者 森耕冶 氏
森先生の著書「マグリット 光と闇に隠された素顔」の絵画『帰還』の解説の中に、戦争中、マグリットがベルギーを脱出するとき、“ジョルジェットは盲腸炎に苦しみ、しかも、彼女にはポール・コリネという愛人がいたために、一緒に連れて行くことができませんでした。”と記載されており、捉え方によっては、マグリットは、ジョルジェットの愛人のことを容認していたかのようにも考えられます。
それでも、マグリットはジョルジェットを愛していて、友人に「ベルギーに着く前に、もし私が死んでしまうようなことがあったら、ジョルジェットに最期の瞬間までお前を愛していたと伝えてくれ。」と書いた遺書を送ったそうです。ルネ・マグリットは、生涯に渡って愛妻家だったことがわかります。
株式会社マグリット
専務取締役 羽原正人
THE MAGRITTE @partylabo.