ほとんど席にいない新郎新婦のワケ
新郎新婦は、挙式当日は主役でありながら、おもてなしをするホスト側でもあります。
ちょっと思い出してみてください。子供の頃のお誕生日会を。
「招待するお友達にどんな料理を出そうか」とか、「みんなにどうやって楽しんでもらおうか」などおうちの人と一生懸命考えませんでしたか?
まさか、「どんなプレゼントをもらえるのかなぁ?」だけ考えて何の用意もしない人はいませんよね。実は日本にある宴会やパーティーの中で最も楽しいパーティーは、子供のお誕生日会なのです。
私たちが理想とするパーティー、それは子供のお誕生日会のようなパーティーなのです。
元々家で結婚式を行っていたことを考えますと、新郎新婦とその家族が先頭に立って、ゲストをおもてなしするというのが、本来のすがたです。
新郎新婦とその家族に成り代わって、ウェディングの総指揮を執るのがウェディング・プランナーであり、ご家族の分身としてサービスや調理を行うのが、私たちマグリットのスタッフなのです。
パーティー中、ゲストが最も楽しみにしている時間は、新郎新婦とお話ししたり、写真を撮ったり、直接接する時間です。いくら料理が美味しくても、行き届いたサービスだったとしても、新郎新婦と話すことができなかったら・・・本当に何のために参加したのか、考えてしまいます。特に遠方より参加された方は、そう思うのではないでしょうか。
だから、無理にスピーチを増やしたり、無理に余興を入れたりする時間的余裕などまったくないのです。
結婚式は、結婚式でしか伝えられない大切な言葉がたくさんあります。
私たちはゲストと直接接する時間をできるだけたくさんとるよう進行を組んでいきます。
一般的に式場側からすると歓談時間を増やすと不安になることがあります。
それは、新郎新婦が接しているゲスト以外は退屈しないかと考えるから。
それを解決するために、パーティーの雰囲気を構成する、進行の組み方、料理・飲物、サービススタッフ、テーブルセッティング、キャンドルライトを考慮したライティング、フラワーアレンジメントを含めた会場全体のコーディネート、BGM、マジシャンなどのエンターテイメントが重要になります。
ゲストが自然に席を立って、自由に動き出せる雰囲気をいかに創り出すことができるか? ここが式場側の最大の腕の見せ所になるわけです。
ウェディングの本来の意味を考えますと、新郎新婦が常に席に座っているのはとてももったいない、と思うのです。
これから結婚式を挙げる方は、無理にスピーチや余興を入れず、是非、ゲストの皆さんとたくさんお話をしてあげてください。必ず、いいパーティーになることをお約束します。
株式会社マグリット
専務取締役 羽原正人
THE MAGRITTE @partylabo.