THE MAGRITTE Museum vol.3
▲ タイトル写真はTHE MAGRITTE館内のレプリカ
『大家族』ルネ・マグリット
『大家族』ー 1963
美術の教科書にも載っている有名な『大家族』もルネ・マグリットの代表作と言えます。この絵は、宇都宮美術館が収蔵しており、美術館オープン準備中の1996年に約6億円で購入したと言われています。
ベルギー王立美術館公認解説者の森耕冶先生によりますと、マグリットにとってハトのモチーフは、1940年に制作された『帰還』でも明らかなように、それ自体が平和と家族を表しています。しかし、子どもがいなかったマグリットがあえて『大家族』というタイトルをこの絵につけた理由は何だったのでしょう。
この作品が制作された5年前は、アメリカとソ連の冷戦が頂点に達し、核戦争の危機が迫った時期でした。1962年10月、キューバにソ連製核弾道ミサイルが配備されているのがアメリカ空軍の偵察機によって発見され、世界は全面核戦争の危機に直面しました。しかし、ソ連はキューバの核弾道ミサイルの撤去を発表し、ケネディ大統領もキューバへの武力侵攻をしないことを声明して、第三次世界大戦は回避されました。
この『大家族』の空を覆う嵐の前の暗雲は、キューバ危機によってもたらされた、全面核戦争の危機を暗示しており、そして、水平線から飛び立った青空をくり抜いた巨大なハトは、その後にようやくやってきた緊張緩和と平和の象徴であって、世界中が平和な『大家族』として共存できることを希求したマグリットの願いがここに表されている、と解説されています。
株式会社マグリット
専務取締役 羽原正人
Museum ー
THE MAGRITTEの絵画レプリカの中でも、最大規模の作品。
ウェディングフォトスポットとしても人気が高く、歴代多くの新郎新婦様がこちらのスポットで撮影をされています。あえて、「ルネ・マグリット」と「和装」という相反するものを被写体にすることで、趣深い1枚となります。
「願いは叶う」
現実に越える絵を描き、潜在能力の無限の可能性を後世に強く訴えるベルギーの画家"ルネ・マグリット"。
私たちは、いつもあなたを目指していたい。
世界中が平和な『大家族』となるというマグリットの願いを引継ぎ、今もなお、遠く離れた岡山から、幸せなおふたりの旅立ちを見守り続けます。
株式会社マグリット
副支配人 南雄大
THE MAGRITTE @partylabo.