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コラム

バーテンダー基礎講座/BAR SIX 今井 道典 氏

バーテンダー基礎講座/BAR SIX 今井 道典 氏
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バーテンダー基礎講座/BAR SIX 今井 道典 氏

■ 特別講師 >>> BAR SIX Mixologist 今井 道典 氏

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▼ BAR SIX
19:30 - 27:00 Closed on Sundays
岡山市北区中山下1-2-30
中山下赤松ビル2F

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まずは、靴磨き。

どんなに素晴らしい道具を使っていても、
どんなに格好良いシェイクやステアができていたとしても、
靴がキレイに磨かれていなければ、一流ではない。

講座のスタートは、そういったところからはじまった。

「私はマーケティングのために、缶チューハイも新商品が出たら飲んでますね。最近は檸檬堂が美味しいなと思ってます」

そう、今井氏は語る。

バーの中にこもっているばかりではなく、今、マーケットではなにが動いているのか、どういった年代が、どのようなものに興味を持っているのか、気になるものは全て飲むという。
日々研究に余念がない。

早いではなく、素早い。

早いと、素早いでは何が違うのでしょうか。

▶ 早い:
《形》まだ時が余りたっていない。そこまでの時間の経過が短い。
▶ 素早い:
《形》動作が速い。敏捷(びんしょう)だ。

ただ、"早く"しよう、とすると、時間的に"早く"することを目的とし、「バタバタ」としてしまう。
今井氏が言う、"素早い"というのは、上記動作が早いこと、そして余裕があることであると感じた。
「バタバタ」したところで、結局完成までの時間は変わらないことが多い。
だったら、落ち着いて見せた方が良い。

「私は30cm以上ある長いバースプーンを使っている。さらに、自分が一番使いやすい高さにカウンターを作っているので、作業中にバースプーンに当たってしまう事がある。それでも全く動じませんね。」

それはまるで白鳥のように、焦りを表に出さず、お客様には落ち着いているように見せる。
これも練習をしていると語る。

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「昔から、上手な人の真似をするのが得意だった」

「バスケットボールでも、バーテンダーの仕事でも、なんとなく上手な人の真似をし、他の人よりも早くできるようになっていたかな(笑)」

真似をする、という技術はとても重要であると考える。
学校のテストではカンニングは良しとされない。
当たり前です。

でも、社会人になったら、カンニングはOK!ですよね。
"上手い人""成功している人"の真似をする、
なんでこの人は成功しているのだろう?
そこに気がつくかどうか、悪いところではなく、良いところを見つける目は、意外と難しい。

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シーンに合わせたカクテルを

「私の店はジンを中心に扱ってます。例えばこれからの夏シーズン、オープン直後に汗かいて入ってきたお客様がいたとしますよね。
通常45mlジンを入れたジントニックをお出しするのですが、こういうシーンは35mlにする。そしてライムをキュッと多めに絞ってあげます。
そして2杯目は、45mlでゆっくり楽しめるカクテルにします」(今井氏)

プロフェッショナルな技術だけではなくて、バーテンダーとしての考え方や、日々の研究、人生観など、とても実になる1日となりました。

本当にありがとうございました。


株式会社マグリット
副支配人 南雄大
THE MAGRITTE @partylabo.

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