時代を超えても変わらない想い
引き継がれる旅館DNA
ザ マグリット(株式会社マグリット)は創業から74年(2020年現在)。
時代とともに変化していくもの、
進化していくもの、
そして、
変わらず、引き継がれていくものがあります。
これは、先日創業初期の時代に、
お勤めいただいておりました、ある方とのお話しで気づいた、
感動のエピソードです。
ぜひ、今までザ マグリットに関わってこられた方、
元スタッフの方に、お伝えしたいです。
鳥肌が立ちました。
上のアルバムは現在のザ マグリットの旅館時代の写真です。
館内を清掃、整理整頓している際に出てきたものです。
その方がザ マグリット(当時 石山花壇)にいらっしゃったのは、
約60年も前のことです。
現在は美容の世界で全国でも表彰されるような素晴らしい方です。
当時は接待さんとしてお勤めいただいていました。
今回、ご縁あって、改めて関わらせていただくことになりました。
そして、ランチをする機会があり、折角なのでと思い、
このアルバムをお持ちしました。
そして、このアルバムを懐かしくご覧になられていました。
「あー、昔はこの奥に事務所があって…」
「今はここはどうなってるの?」
私も知らない過去、昔の話しを興味深々で聞いていたそのとき、
あるページをめくり、こんなことをおっしゃられました。
芸者いらずの石山花壇
「そういえば、私はお酒が全く飲めなかったからね、
いきなりお酌をしろって言われて、困ってね。
だから、私は一生懸命、舞踊の稽古をして、
お酒を飲まなくても良いようにしたもんだよ。」
当時は『芸者いらずの石山花壇』と呼ばれていました。
そういったところから、そう呼ばれるようになったんですね。
お客様に楽しんでもらうために、
こうやって、接待さん、従業員が踊りや歌を披露していたそうです。
旅館時代の誇り、
『石山花壇流 おもてなし』
1964-2020
そしてザ マグリットになった今、
60年以上の歳月を経て、
接待さんは、現在、『エンターテイメントスタッフ』という名前となり、
そのDNAを引き継いでいます。
『エンタ-テイメントスタッフ』がプロのダンサーからレッスンを受け、
そして、多くのスタッフに伝授していく。
何のために?
お客様の喜ぶ顔がみたいから。
そのために、一生懸命スタッフたちはマスクを付けながら練習します。
『お客様を楽しませることを楽しむ』
今、まさに大きな時代の変化の時。
こんな状況(2020年6月現在)だけれども、
ザ マグリットに足を運んでくださる多くのお客様。
ここに、何を求めて来られるのか。
その答えが、少しわかった気がします。
『旅館DNA』はこれからも、ザ マグリットの中で生き続けます。
株式会社マグリット
副支配人 南雄大
THE MAGRITTE @partylabo.